プログラミング、ゲームシステムなど普段考えたことについてのメモ帳代わり。
No.15
2011/09/28 (Wed) 22:32:27
元々は、タイトルから「フィロソフィア・ロボティカ」と同じ匂いを感じ、他にやることがあるのにと思いつつ我慢しきれず買った本。
内容的には、知能からのアプローチではなく、見た目からのアプローチが主体。
始めはロボットらしいロボットからスタートして、極端に人間に似せる。そこからシャープにして、さらに削る。先の見えないボトムアップではなく、二分探索にも似たスタイル。
知能プログラミングの領域にはほとんどかすっていない感じだが、まさにアンドロイドに近づく著者や、研究過程で出会ってきた人々と体験、そういったことが非常に面白い。
また、文章はほとんど堅苦しさはなく、小説のごとくすらすら読めてしまう。
正直なところ、フィロソフィア・ロボティカのような内容を期待していた自分にとって軽すぎると思う部分はあっし、方向性が異なっていたことは確かだが、これはこれで面白かったと思う。
一般人が触れるのは難しい領域だし、この研究の将来に期待したいと思う。
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