プログラミング、ゲームシステムなど普段考えたことについてのメモ帳代わり。
No.23
2011/12/10 (Sat) 00:05:08
まぁなんというか、いい具合にサクセスなストーリーをお持ちの俣野成敏さんの自己啓発系本。
自己啓発というと、日本人が富に有り難がるジャンルで、基本的には読み捨てられる傾向にある、(笑)な印象がある。それはやはり自分と著者は違うのであって動揺の手法は適用も運用も難しいというところに1つの問題があるのだと思うわけだが。
形式としては自分の経験を元に数ページの短いトピックをナンバリングして紹介していく、よくあるタイプのものだと思う。
統一感を出すためだろうが、1項目ごとに「プロは~する」「プロは~しない」といちいち「プロは」とつくのがうざったい。このあたりは編集の関係か。
ともあれ、言っていることはなんだかんだでまともなことが多い。常識的にも理解できることだ。「人間力」なんて簡単で胡散臭い言葉も登場するが、これはキャッチーで伝わりやすい言葉だし、バカっぽい言葉であってもそれなりに有効なのだろう。
総合的に見れば、やはり誰でも「ああ、そうだよな」と納得できるものが多数。納得できるからといってそれをまとめて形にできるかと言えばそうではなく、それができる人が多くを実現していくのだろう。体験談については幾つか有用な事柄もあり、悪くはないと思われる。
元々の目的は社会人としてのマナーなりができていない自分の底上げだったが、そういう意味ではややずれており、もう少しマニュアル的なものを購入すべきだったかと思う。しかし、有用性はそれなりにあるし、読みやすい本なので、適当にさらっと読み返したりしつつ日々仕事をするといいのではないかと思う。
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