プログラミング、ゲームシステムなど普段考えたことについてのメモ帳代わり。
No.19
2011/10/30 (Sun) 00:52:38
前著「哲学的な何か、あと科学とか」を読んで面白かったので、図書館で借りてきてみた本。
全体としては、前著のように純粋に哲学寄りな部分は皆無で、タイトルに反してフェルマーの最終定理についての本だった。
前著を読んでいるため、いまいち違和感の残る部分があったが、後で調べてみるとサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」を丸パクリだとかいう話が。そちらを読んでいないためその点についてのコメントはしないが、であればさすがにどうか。
ともあれ、内容としては、砕けた文体で数式もほとんど出てこないためトーシロでもさらっと読めるものに仕上がっている。
未解決問題に取り組みたいと思うようになるかと言えば流石にそれはない。他にやることもあるわけだし。しかし、「~がよくわかる本」とかよりずっと読みやすく良い本だったと思う。
余裕を作って数学を学びなおして、数学ガールを読みたいなぁ。
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No.18
2011/10/27 (Thu) 23:56:10
企業利用などではクラウドは非常に有効だろうと思っていたが、個人利用についてはあまり考えていなかった。
アナログな自分にとってWebは必要でないならば繋ぎたくないものであり、PCすら起動したくない。デジタルから離れて絵でも描いていたいと思う。
そんな自分だが、それでもアナログで生きていくだけの術を持たず、仕方なくプログラマなんぞやっている。
が、やはり興味の無いものは興味が無いのであって、特にWebのレスポンスの悪さは筆舌に尽くしがたく、クラウドベースで生活するなんて狂気の沙汰だと思っていた。
しかし、クラウドという言葉がパルスのような立ち上がりを見せたのは随分前のことであっても、今も大きなメインストリームであることは確かで、パッケージは分が悪く結局クラウドの持つ集客力には簡単には勝てない。
ならば、やはり知らざるを得ない。遅すぎるところもあるが、今まで利用したことのあるものなんてほんのちょっと、メリットよりもデメリットの方が大きいと考えているばかりではクラウドベースのアイディアなんて出るわけも無い。
新しいことを知り、多くを知り、豊かになるべし。千里の道も一歩から。らくーにらくーに入っていこうではありませんか。まずはつま先から。
そんなわけで、HACKSシリーズの1冊、「クラウドHACKS!」でございます。
基本的にはGoogleスキーでマカーな著者の書いたクラウドベースな生活スタイルとクラウドサービスの紹介本。
マカーな感じがひしひしと伝わってきてなんとも言えないが、ほとんど何も知らないペーペーには良い本。これ一冊でとりあえず色々と試してみることができる。仕組みだのなんだの細かいところやGoogleAppEngineだとかAmazonECS/S3だとかプログラマ的に知りたい部分については別途。
まぁまぁ、実践することが何より重要な世界、休日を使って色々やってみようではありませんか。
……でも、個人的にはこの手の本はプレイボーイ野口さん1枚で購入できるようにして欲しいです。1500円はちょっと高い気がする。
No.17
2011/10/08 (Sat) 20:38:54
No.16
2011/10/02 (Sun) 01:22:52
AndroidでOpenGL1.x系を使ったゲームプログラミングについて書かれた本。
実はここの会社の面接を以前受けていて、この本を見たときに驚いたことがあります。なんか凄そうなベンチャーだなと思っていたけど、ソーシャルゲームのSDKなんて作ってたりして……な、なかなかやるじゃないか。
内容的にはいくつかすっ飛ばしているところもあるけど、そこは趣旨から外れるということで仕方ない。実際、1.x系とは言ってもそこそこ説明することは多いわけで。
とはいえ、モデルのロードやロードしたモデルの描画なんかについてはほぼ何も書かれていないのはちょっとどうなのか。ある程度テクニックで高速化してもJavaではきつい部分が多いのか。
そのあたり、トレースしてみてネイティブ寄りのパターンと比べてみたいところ。
なんにせよ、入門用としては非常に分かりやすく良かったと思う。これ一冊ではどうにかなる程度でしかないだろうけど、取っ掛かりとしては全然問題ない。ここから次のステップへ進めばいいだけだ。
OpenGLについての情報はそこら中にあるだろうから。
No.15
2011/09/28 (Wed) 22:32:27
元々は、タイトルから「フィロソフィア・ロボティカ」と同じ匂いを感じ、他にやることがあるのにと思いつつ我慢しきれず買った本。
内容的には、知能からのアプローチではなく、見た目からのアプローチが主体。
始めはロボットらしいロボットからスタートして、極端に人間に似せる。そこからシャープにして、さらに削る。先の見えないボトムアップではなく、二分探索にも似たスタイル。
知能プログラミングの領域にはほとんどかすっていない感じだが、まさにアンドロイドに近づく著者や、研究過程で出会ってきた人々と体験、そういったことが非常に面白い。
また、文章はほとんど堅苦しさはなく、小説のごとくすらすら読めてしまう。
正直なところ、フィロソフィア・ロボティカのような内容を期待していた自分にとって軽すぎると思う部分はあっし、方向性が異なっていたことは確かだが、これはこれで面白かったと思う。
一般人が触れるのは難しい領域だし、この研究の将来に期待したいと思う。